大学院での研究とは

研究はどんなレベルであっても、オリジナル(=自分で考える)が重要
大学院に進学し研究するということは、学内だけでなく対外的にも認められる成果を目指すことが大前提です。そのためには教科書・文献による日々の知識習得のみならず、自らアイデアを出し、創意工夫によって今までにない物や考え方を生み出すことが重要。どんなに優れていても100%人まねのものは研究とはいえません。

研究を進めるにあたっての心のもち方
精神主義のようで気恥ずかしいが、研究をすすめるにあたって、自分の
をもつことは本当に重要だと思います。「成果をあげて、海外で発表してみたい」とか、「次の学会でベストプレゼン賞をねらう」とか、自分なりの成功イメージを描きながら夢に向けて努力することは、研究生活を続けていくひとつの力になります。

大学院研究テーマ

集積回路の設計を中心として、近年問題となっている性能ばらつきやノイズ耐性、より高速化や低消費電力化といった、様々な課題について、アナログ集積回路の設計という観点から研究をすすめていきます。 特に発振器やPLL回路などの高周波設計や性能向上にむけての解析を通じて、各自の設計スキルの向上をはかります。また、エナジーハーベストといった環境に考慮した回路技術の開発について研究し、広く社会全体に寄与することを究極の目標としています。

【過去の修士論文タイトル】
◎2022年度
信貴 政行:電磁カップリングによるインジェクションロックPLLの検討およびその設計
谷口 功祐:熱電発電素子特性を考慮したエナジーハーベスティング向け電源システムの検討
◎2018年度
岡藤 達也:位相同期回路における外部・自己インジェクションの解析およびジッタ性能比較(概要)
小島 勇輝:高逓倍インジェクションパルスを用いた5GHz PLL回路の性能評価
宮尾 和樹:カスケードPLLにおける相互干渉解析及び相互インジェクションによる低減手法の提案
◎2017年度
小林 茉祐:PLLにおける自己干渉の解析および自己インジェクションによる位相ノイズ低減手法の検討(概要)
橋本 哲:エナジーハーベスティング向け昇圧回路の性能向上に関する研究
増井 優也:逓倍DLLを用いたインジェクションロックPLLの広帯域化に関する研究(概要)
◎2016年度
藤居 尚博:位相同期回路の自己および外部インジェクションに関する研究

これまでの研究発表リストについては、こちらを参照のこと。
近年の研究活動のトピック紹介をしています。こちらをクリック

その他の活動

卒業研究や大学院研究とは少し離れますが、高周波回路製作に関係する学内プロジェクトや、PBL活動などに研究室の院生としても積極的に参加しています。詳しくはその他の活動を参照のこと。